ケーブルテレビ局のJCOM(ジェイコム)からTVや電波出力の『定期点検作業』と記載されたメンテナンスのチラシが入ってた事ありませんか?
希望日程表を提出しないと毎日のように「提出してくださーい」と人がきたり、また催促のチラシが投函されて煽りがすごいです
なぜ、定期的に点検をしなくてはいけないのか?について、元従業員の私が真実を書いていきます
J:COMの定期点検(メンテナンス)とは?
結論から言うと、点検する必要はありません
定期点検と書かれていますが、実はほとんどの作業員は点検なんかしていません
「えっ?」って思われた方、気持ちわかります
あの定期点検の意味を厳密に言ってしまうと、ただの営業です
はい
定期点検ではなく、定期営業なんです
点検商法とも呼ばれています
しかも、ほとんどが派遣や委託されている業者が行っています
なぜ、こんな事を知っているかと言うと
自分は個人事業主で、J:COMの委託業者として約2年間在籍していました
私もやっといてあれなんですが、結構あくどい手法だなぁ〜っと当時も思いながら活動していました
ちなみに委託業者は固定給は一切なく、基本は完全歩合制となっています
営業 > 受注 > 工事 > 報酬
という仕組みとなっています
なので、点検しても一切報酬はありませんし、点検した結果も特にJCOM側に提出する必要もないんです
1度だけ「点検したお客様の電波レベルの結果の書類なんですが、どうすればいいですか?」と質問したら「ん?ああ、シュレッダーにかけといてー」と確認さえもしないでこんな感じでした
「じゃあなんの為に点検すんだよ!?」
と、その時は若干殺意が生まれましたが、命名通りに殺意と一緒に書類をシュレッダーにかけました
つまり、点検しても報酬がないし意味がないので、営業するしかないんです(大事なことなので2回ry)
そして、受注しないと無給になってしまうので、結構しつこい営業も行なっていました
(契約してくれるまで1時間ぐらい居座ったりね)
ただ、この点検自体は無断で勝手にやっているわけではなく、事前に建物の管理会社やオーナーさんにしっかり許可はもらっています
対処方法
「じゃあ、点検(営業)してもらわないとダメなの?」って気になりますよね
これはあくまで任意なので、一切強制ではありません
どうしても、営業されたい方は点検と言う名の営業をどうぞ受けてください
点検してる振りしてる人を見て楽しんでください
まぁJ:COMもボランティアではないので、営業するのは仕方ないと思いますが、点検しても意味ないってのはやめてほしいですね
メンテナンスの一環として、お客さんが困っていたり、新サービスの案内するぐらいなら顧客満足度は上がると思うんですけどね・・・
仮に「営業なんでしょ?」と聞かれて「そうです!」と答えてクレームきたら、自分のせいですからね
もうマジイミワカンナイ・・・って感じです
点検って言ってほしいならその分褒賞くれよ!と思っていました
愚痴を言っても仕方ないのですが、点検される側としては定期点検だと思っているのに、実は営業って正直おかしいですよね
定期点検って項目で日程頂いているわけなので、これはれっきとした点検詐欺です
サービス内容自体はいいのに本当にもったいない
もちろん中にはちゃんとした工事もあるので、J:COMからチラシが入っていたら任意かどうかをしっかり確認する必要があります
まとめ
- 点検ではなく、基本は営業
- 任意なので強制ではない
- J:COMのサービス自体は良い
点検しに来る人は正社員じゃなく、結構ガメツイ奴らが多いのでみなさん気をつけてください
でも、サービス内容自体はケーブルテレビ会社の中ではかなりいいので、1度だけでも話を聞いてみるのもいいかもしれません
ちなみにすでにJCOMのサービスを使っている加入者の方で、なにかしら不具合や困っていることがあれば、無償でアップグレードや修理など対応してくれる場合があります
というか、私自身そこは仕事なのでしっかり対応していました
加入者さんには喜んでもらいたいし良い顔したいですからね!